2005年12月22日
ピープルファーストハイビスカス結成
障害者が人権組織/健常者と対等な社会へ
2005年12月18日(日) 朝刊 24面
障害者が人権組織/健常者と対等な社会へ
「私たちは障害者である前に人間だ」―。宜野湾市伊佐の県自立生活センター・イルカの利用者らが十七日、自らの人権を主張し、健常者と対等な社会の実現を目指す当事者組織「ピープルファースト・ハイビスカス」(大川創代表)を結成した。
今年四月に、福岡県の知的障害者更生施設で入所者が職員らに虐待される事件に触発されたというメンバーらは、国内や海外の組織と連携しながら「健常者と対等な立場で協力し合える社会をつくっていければ」と意気込んでいる。
一九七三年、米オレゴン州の会議で生まれた「ピープルファースト」の理念は急速に波紋を広げ、九一年には世界初の全国組織「カナダ・ピープルファースト」が発足。日本国内でも二〇〇四年に全国規模の「ピープルファーストジャパン」が結成組織された。
「ハイビスカス」のメンバーらは虐待事件を受け、福岡県で開かれた抗議行動に参加。「ピープルファースト」のメンバーから「〇六年度に沖縄で全国大会を開こう」と誘われ、組織結成を決意したという。
大川代表は「自分たちのことは自分たちで良くしていく努力も必要」と結成の意義を強調。県内の当事者の参加を広く呼び掛けている。