2003年11月28日

手作りの「ピープルファースト大会」 知的障害の悩み意見交換 大津市

手作りの「ピープルファースト大会」 知的障害の悩み意見交換 大津市 /滋賀

 自ら企画、運営し、知的障害を持つ人たちが互いに悩みを話し合ったり、社会制度について意見交換して交流する「第10回ピープルファースト大会in滋賀」(河瀬和志実行委員長)が29、30両日、大津市島の関の大津市民会館などで開かれる。29日の全体会では、五個荘町の肩パッド製造会社(既に倒産)で知的障害をもつ作業員らが劣悪な条件下で虐待を受けるなどした「サン・グループ事件」を取り上げ、被害者にインタビューしたビデオの上映やシンポジウムなどを行う。
 この催しは、知的障害を持つ人たちの「障害者である前に、1人の人間として呼ばれたい」という思いを背景に、これまで全国各地で開催。今大会の実行委員は県内の作業所などで働く18人が務めている。30日には、ガイドヘルパーなどの支援費制度や仕事や結婚といった地域生活などのテーマで分科会が行う。河瀬さんは「サン・グループのような事件が二度と起きないよう、滋賀から発信していきたい」と話している。
 全国から約1000人が参加予定で、当日参加も受け付ける。大会参加費は2500円。問い合わせは、大会事務局(077・544・6692)。 【奥山智己】

[毎日新聞 2003年11月28日(金)]