2005年03月05日
知的障害者施設 虐待情報で調査委 法務局も立ち入り調査
知的障害者施設 虐待情報で調査委 法務局も立ち入り調査
都城市蓑原町の知的障害者更生施設「みどり園」(江口安也園長、利用者百四人)で「職員が入所者を虐待している」との情報が県に複数寄せられ、県の指導を受けた同園は四日、真相究明のため園内に調査委員会(高橋重年委員長)を発足させた。宮崎地方法務局も昨年十一月、人権侵害の疑いがあるとみて同園を立ち入り調査しており、事実関係の裏付けを進めているもようだ。
県障害福祉課によると、情報は昨年四月以降、複数の園関係者から寄せられた。男性職員による入所者への虐待のほか、職員へのセクハラや経理上の不審点も指摘された。同課は昨年五―十月に計四回、同園に監査を実施。職員への面接や日誌の点検などを行ったが、虐待やセクハラを裏付ける事実は出てこなかった。だが「情報が複数あり、一定の信ぴょう性はある」とみて、法務局や都城署に情報提供した。
一方、同園に発足した調査委員会は、運営する社会福祉法人博愛会の理事五人(園長を含む)と監事一人で構成。七日から約四十人の全職員に個別で聞き取り調査を実施し、結果を県に報告するという。
江口園長は「これまでの内部調査では、虐待の事実はない。ただ、入所者らが暴れたら職員が取り押さえるし、自傷行為を刺激すると判断した場合は、あえて止めないこともある。そうした対応が虐待ととられた可能性があるかもしれない」と話している。
同園は、十八歳以上の知的障害者を対象に、同市初の入所更生施設として一九八四年、開園。入所者五十人、通所者二十四人に加え、同市内と三股、高城町計七カ所のグループホームに三十人が生活しており、生活支援員らが農作業訓練や世話にあたっている。
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