2004年11月11日

久慈の社会福祉法人 職員、14万円私的流用--問題放置で県が是正勧告 /岩手

毎日新聞 2004年11月11日
県は10日、久慈市天神堂の社会福祉法人「天神会」が運営する身体障害者向けデイサービスセンターの男性指導員(28)が、施設利用者の負担金など約14万5000円を私的流用していたと発表した。また天神会が男性の着服を確認しておきながら問題を放置し、県への報告も怠っていたとして同会の三河茂喜理事長に対し是正勧告を文書で通知した。

 県によると、男性指導員は昨年6月と今年5~8月に、デイサービスの利用者6人から預かった負担金計14万5602円を同会の口座に振り込まず私的に流用していた。

 天神会は入金が確認されないことを不審に思い、利用者の家族に尋ねたうえ、男性を問いただしたところ流用を認めたという。男性は、今年8月31日付で懲戒解雇処分となっている。

 天神会は今回の問題について義務付けられている県への報告を怠ったほか、昨年6月に男性の流用を確認していたにもかかわらず問題を放置しており、10月に久慈地方振興局が実施した定期監査で問題が分かった。

 県は三河理事長に対し責任の所在の明確化と再発防止対策などについて改善するよう文書で通知し、30日までの報告を求めている。【橋本勝利】