2004年10月22日
みひかり園虐待事件 証人尋問で職員「暴力、日誌に書けず」--地裁公判 /鹿児島
毎日新聞 2004年10月22日
串良町の知的障害者更生施設「みひかり園」の虐待事件で、暴行などの罪に問われた前園長の坂元続(つづく)被告(73)の公判が21日、鹿児島地裁(大原英雄裁判官)であった。同園職員の証人尋問があり、「坂元被告の暴力を見たことはあるが、書きたくても日誌に書けなかった」などと証言した。
職員は、00年8月に坂元被告が男性利用者(28)を車庫に縛るなどしたとされる事件当日、利用者の活動などを記録する療育日誌を書いていた。
職員は起訴された三つの事件について「見聞きしたことがない」と証言した。しかし、坂元被告の利用者への虐待については「見たことがある」と述べた。検察側が「日誌に書こうと思わなかったか」と質問すると「書けなかった」と答え、坂元被告の娘で当時の主任が「目を通した時に消されると思った。職員の間で『書くとまずいんじゃないか』と話し合ったことがある」と語り、当時の園は虐待を見聞きしても日誌に記録できない環境だったと証言した。【障害者虐待問題取材班】