2004年03月02日

鹿児島・みひかり園虐待公判 前園長「証言に手心を」「依頼受けた」と職員

鹿児島・みひかり園虐待公判 前園長「証言に手心を」「依頼受けた」と職員

 鹿児島県串良(くしら)町の知的障害者更生施設「みひかり園」の虐待事件で、暴行罪などに問われた前園長の坂元続(つづく)被告(72)の第10回公判が1日、鹿児島地裁(大原英雄裁判官)であった。男性職員(46)が検察側証人として出廷し、「坂元被告から逮捕前に呼び出され、『警察の調べがあったら(証言に)手心を加えてくれ』と言われたが、『見たことは話す』と答えた」と証言した。
 職員は、坂元被告が01年4月に園の花見で女性利用者(52)をけったとされる事件の目撃者として証言。坂元被告が、入所している職員の兄(49)も含めて「複数の利用者に暴行を振るっていた」ことも明らかにした。検察側が「どうして暴力を止めなかったか」と問うと、職員は「その場で止めても、自分がいない時に兄がどんなことをされるか分からなかった」と答えた。【障害者虐待問題取材班】
[毎日新聞 2004年3月2日(火)]

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