1997年11月28日
<障害者虐待>白河育成園問題 衆院質疑 「残忍な人権侵害」
福島県西郷村の知的障害者施設「白河育成園」(渡辺留二理事長)で、園生への暴力や薬物の大量投与が行われていた問題が28日、衆院厚生委員会で取り上げられ、厚生省の田中泰弘総務審議官は「極めて残念な人権侵害。施設長や一部の職員が知的障害者への理解に欠けていた」と述べた。石毛議員(民主)の質問に答えた。
同施設は、園生の8割が東京都の出身で、都内各区市などからの措置費で運営されているが、監査権限は福島県にある。田中審議官は「都や保護者の目が届かなかったのが、このような事態を招いた」としたうえ、「(障害者は)施設入所が必要な場合もできるだけ住み慣れた地域の施設に入ることが望ましい」と述べ、地価の安い遠隔地に障害者施設を多数作ってきた都の福祉施策を批判した。
[毎日新聞11月28日]